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藤原伊織の遺作「名残り火 てのひらの闇供
JUGEMテーマ:読書

直木賞にノミネートされているという事で読んだ逢坂剛の「カディスの赤い星」
江戸川乱歩賞を受賞したという事で読んだ藤原伊織の「テロリストのパラソル」
ともに直木賞を受賞し、また私自身の大好きな作家となり
ほとんど彼らの作品を読んでいる。
それは両作家の作品には、メロディーが流れているからである。
そして偶然にも彼ら二人とも広告業界の博報堂と電通出身。

今年ガンで亡くなった藤原伊織の遺作「名残り火 てのひらの闇供廚鯑匹燹
彼は余り多作ではないし、もう新作を読めないと思っていたら
別冊文芸春秋に連載されたもので連載終了後、
病床で加筆、改稿作業をおこなっていたという作品。


読め始めはちょっとアクセルが踏み込めない。
寝ながらという事もあろうが、前後がわからずページの進みが遅かった。

吸収合併されて今は無いタイケイ食料宣伝部元課長堀江雅之は
かつての無二の親友で元取締役柿島隆志が暴行され運ばれた入院先で
親友の死の目の前にして、刑事から質問を受けている。
その受け答えも普通のものではなかった。
流通業界で有数の企業集団・メイマートグループの常務にな転進を遂げたその柿島と
今は落ちぶれた企画会社を営む主人公堀江の関係は、普通考えられる関係以上のつながり。

10数ページ読むと加速度は急速に上がって行く。
その死亡原因を追求していくという普通では考えられない友情
そ過程での登場する人物の個性溢れる言動・人間模様は、より濃厚であり素敵なものであり、
音楽というスパイスが効果的に効いている。
そのシーンに自分も一緒になって雰囲気を感じたいと思うほど。
もし映像で描いても頭の中に浮ぶシーンよりも上手に描けないだろうと思える。

テロリストのパラソルでもそうであったが、
過去という時間を引きずった男の現在の生き方は、同じ世代の人間として共感を呼ぶ。
そして最後にシーン・・・さすがと思わせる結末。
ミステリーというよりもエンターテイメントとして最後の作品に大きな拍手を贈り
藤原伊織氏のご冥福をお祈りいたします。

PS 
読んだ後に再度前作の「てのひらの闇」を読み直したいと思う他
五木寛之の「青年は荒野をめざす」で若き頃の音楽をベースにした作品を
30数年振りに読み直そう。
そして逢坂剛氏に「早くスペインに帰って来てよーーーーー」と叫びたい。

PS
記事をアップした後 なんと逢坂剛氏がこの作品の事を書いたものを発見!
あわせて読んでほしい。
そうすれば、この「名残り火 てのひらの闇供廚鯑匹泙覆てならないと思うだろうから。
http://www.bunshun.co.jp/yonda/iorin/iorin.htm

author:藤野 樹海, category:TOPSY TIMES本誌, 15:09
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クチコミコミュニケーション, 2007/12/13 5:19 PM